分割協議中の空き家管理

最終更新日: 2026-09-14

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親が亡くなってから遺産分割がまとまるまで、実家は「相続人全員の共有」状態。この宙ぶらりん期間の管理と費用、やってはいけないことを整理します。

この記事の目次
  1. 協議中の家の法的な状態
  2. 費用の立替と精算ルール
  3. 協議を進める・長期化に備える

協議中の家の法的な状態

  • 分割が決まるまで、遺産は相続人全員の共有:誰か1人のものではなく、管理責任も全員にある状態(共有のルールは共有名義の記事と同じ3層——保存は単独可・管理は過半数・処分は全員)
  • やってよいこと(保存行為):通水・換気(記事)・草刈り(記事)・雨漏りの応急修理(記事)・施錠と防犯(防犯の記事(参照予定))——家の価値を守る行為は1人でも進めてよい
  • やってはいけないこと:独断での売却・解体・賃貸、家財の処分(形見分け前の廃棄はトラブルの火種。家財整理の記事)、勝手に住み始めること——後の協議で不利な争点を自分から作らない

費用の立替と精算ルール

  • 維持費は原則、相続人の共同負担:固定資産税(納税通知は代表者に届く)・光熱水道の基本料(記事)・管理委託費(相場の記事
  • 立替の記録を残す:誰がいくら払ったかの領収書・一覧表は、分割協議の際に清算対象として主張できる。「私ばかり払っている」の不満は記録がないと解消できない(分担管理の記事
  • 管理は外部委託が中立で楽:相続人の誰かが担うと不公平感が出る。月数千円の巡回委託(実績データの記事)を共同負担にするのが揉めない形(業者選びの記事

協議を進める・長期化に備える

  • 登記義務の時計は回っている:協議がまとまらなくても相続人申告登記で義務は果たせる登記義務化の記事)。まずこれで過料リスクを外す
  • 「家をどうするか」を先に合意する:金額の前に「売る・残す・誰かが住む」の方向だけ合意すると協議は動き出す(家族会議の記事(参照予定)処分比較の記事
  • 売却予定なら早めに動く理由:相続空き家の3,000万円控除には期限・要件がある(控除の記事(参照予定)売却税金の記事)。長期化は税制優遇の失効リスク
  • まとまらないときは家庭裁判所の遺産分割調停へ。感情がこじれる前の第三者投入は有効です

協議中の合言葉は「守る行為はすぐやる、変える行為は決めてから」。家の価値と家族の関係、両方を守る期間にしてください。

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