3,000万円控除の使い方

最終更新日: 2026-09-17

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親の家を相続して売るなら、最大3,000万円の控除で税金が数百万円変わります。要件と期限、失敗しない段取りを解説します。

この記事の目次
  1. 制度の効果と主な要件
  2. 最大の敵は「期限」
  3. 使うための段取り

制度の効果と主な要件

  • 効果:譲渡所得から最大3,000万円を控除:例えば譲渡所得2,000万円なら課税ゼロに——約400万円(税率約20%として)の節税インパクト売却税金の基礎記事
  • 主な要件:①昭和56年5月31日以前築(旧耐震)の家屋 ②区分所有建物(マンション)でない ③被相続人が亡くなる直前まで一人暮らし(老人ホーム入所の場合の緩和要件あり)④相続から売却まで事業・貸付・居住に使っていない(貸すと使えなくなる!)⑤売却代金1億円以下
  • 建物の条件耐震基準を満たす改修をして売る/解体して更地で売る/(改正で)買主が翌年2月15日までに耐震改修・解体する——のいずれか。買主対応型が認められ使いやすくなった

最大の敵は「期限」

  • 相続開始から3年目の年末までに売却することが条件(+制度自体の適用期限もあるため最新の税制を確認)。遺産分割で1年、売却活動で1年——3年は思ったより短い分割協議の記事売り時の記事(参照予定)
  • 要件を壊す行動に注意:「売れるまで貸そう」(貸付で失格)・「とりあえず子が住もう」(居住で失格)は数百万円の控除を捨てる判断になりうる。この制度を使うつもりなら、相続後は空き家のまま管理して売る(管理の記事
  • 共有相続なら各相続人がそれぞれ控除を使える(合計枠の調整規定あり)——分け方で税額が変わるため、分割協議の段階で税理士に相談を(共有の記事

使うための段取り

  1. ①該当性の即時確認:築年(登記事項証明書・固定資産税通知で確認)と親の居住状況。相続が起きたら最初の3か月でこの確認相続空き家の記事登記の記事
  2. ②「耐震改修か解体か」の見積り比較:解体(記事補助金の記事)と改修の費用、古家付きvs更地の売れ行き(査定の記事)で決める。買主対応型なら現況売却も選択肢
  3. ③市区町村で「被相続人居住用家屋等確認書」を取得:申請書類(電気・水道の閉栓証明等)は自治体案内に従う
  4. ④確定申告で適用:売却翌年の申告で控除を申請。申告しなければ1円も控除されない——必ず税理士か税務署で

この控除は「知って・期限内に・要件を守った人」だけの数百万円。相続した家を売る可能性が少しでもあるなら、時計は今日から動いています。

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