屋根・雨どいの点検術

最終更新日: 2026-09-16

空き家をダメにする水の入口は、ほぼ屋根と雨どいです。屋根に上らず地上からできる点検法と、直す優先順位を解説します。

この記事の目次
  1. 地上からできる点検法
  2. 放置するとどう連鎖するか
  3. 直す優先順位と費用感

地上からできる点検法

  • 道具は双眼鏡かスマホの望遠:屋根に上がるのは厳禁(プロでも命綱の世界)。四方から屋根面と軒先を撮影して記録するのが基本動作(報告書の記事——業者委託なら報告写真で同じことを見る)
  • 見るポイント:瓦のズレ・割れ・浮き/棟(てっぺんの線)の歪み/スレートの色あせ・コケ/板金部(谷・棟包み)のめくれ/雨どいの外れ・詰まり・草が生えていないか
  • 室内からの逆算チェック:天井のシミ・押入れのカビ臭は雨漏りの結果(雨漏り発見の記事)。2階天井裏を懐中電灯で覗ければ確度が上がる
  • 頻度は年2回(台風シーズン前後)+大きな台風・地震の後(台風後の記事地震後の記事(参照予定)

放置するとどう連鎖するか

  • 雨どい詰まり→軒先の腐り:あふれた雨水が軒天・外壁を濡らし続け、木部が腐る。雨どいの草は「小さな見た目問題」ではなく腐食の予告
  • 瓦1枚のズレ→下地の腐食→広範囲の雨漏り:入口は数千円の補修で済んだものが、数年で数十万〜百万円級の屋根工事に育つ
  • 強風時の飛散→対人・対物事故:飛んだ瓦・板金が隣家や通行人に当たれば所有者責任(放置リスクの記事保険の記事)。管理不全の指導対象にもなる(指導の記事

直す優先順位と費用感

  1. ①雨どい清掃・補修(数千〜数万円):費用対効果最強。高所作業になるため業者へ——巡回管理のオプションにあることも(管理相場の記事
  2. ②瓦のズレ直し・部分補修(数万円):見つけ次第すぐ。放置期間に比例して工事が育つ
  3. ③板金部・棟の補修(数万〜十数万円):風でめくれやすい弱点部位
  4. ④全面葺き替え・カバー工法(100万円級):ここまで来たら「直して残す価値があるか」の判断が先解体判断の記事シミュレーションの記事(参照予定)

点検の言葉で言えば「水の通り道を切らさないこと」。年2回の双眼鏡チェックと雨どい掃除だけで、空き家の寿命は目に見えて延びます。

この記事に関係する掲載先

不動産会社アゼスホーム株式会社(空き家サポートセンター札幌)

所在地:北海道 石狩市・札幌市・江別市・北広島市・恵庭市・千歳市(その他地域も相談可)

月額5,500円(札幌近郊は別途見積もり)。基本サービスは外部点検・通気換気・周辺情報確認・外周り掃除・雨漏り確認・郵便物回収の6項目。オプションで通水確認、漏水確認、内部清掃、庭木整備、補修工事に対応。

不動産会社株式会社松橋不動産

所在地:青森県八戸市・おいらせ町・五戸町・階上町・南部町および近隣

一戸建てはライトプラン月5,500円(税込)、スタンダードプラン月11,000円(税込)、スタンダードプラスプラン月14,300円(税込)の3段階。マンション管理プランは月11,000円(税込)。巡回は月1〜2回・30〜60分。全室換気と通水、居室内簡易清掃、郵便物転送を実施。動画・写真付き管理レポートをマイページで確認可能、緊急時の無料巡回点検あり。

便利屋・何でも屋アイツーリンク 環境整備事業

所在地:青森県弘前市・田舎館村・黒石市・平川市・藤崎町・大鰐町・板柳町ほか津軽地域

空き家管理は月額3,300円(税込)から。月1回の巡回と写真付き報告。除草・除雪・伐採にも対応。

巡回・外部点検の事業者一覧を見る

関連コラム