庭木の越境と新ルール
「実家の木の枝がお隣に」——庭木の越境は空き家苦情の定番第1位。切る義務のルールと民法改正での変化、予防の剪定計画を解説します。
越境のルール:誰が切れるか
- 枝は所有者(あなた)に切る義務がある:隣地に越境した枝の剪定責任は木の所有者。隣人からの申し入れを放置するのはトラブルの王道(近所苦情の記事)
- 民法改正で「隣人が自分で切れる」場合が明文化:①所有者に催告しても相当期間内に切らない ②所有者不明・所在不明 ③急迫の事情——のいずれかなら、越境された側が自ら枝を切除できる。つまり「放置すれば勝手に切られても文句は言えない」時代に(費用の請求を受ける可能性もある)
- 根は昔から隣人が切れる:越境した竹木の「根」は越境された側が切り取れる、が従来からのルール
空き家で起きやすい越境問題
予防の剪定計画と実務
- 年1〜2回の剪定を管理計画に組み込む:成長期前(初夏前)と落葉前が効率的。草刈りとセット発注で出張費を節約(草刈りの記事・相場の記事)
- 費用感:庭木剪定は1本数千円〜、高木・クレーン級は数万円〜。「大きくしない」が最安の戦略——強剪定・伐採(1本1〜10万円級)で本数を減らす決断も
- 境界沿いは「伐採」も検討:毎年の剪定費×10年と、一度の伐採費を比較。空き家の庭は「維持する庭」から「手のかからない庭」への転換が合理的(庭対策の記事)
- 隣人への一言:剪定に入る日・こちらの連絡先を伝えておくと、苦情は相談に変わる(隣の空き家の記事(参照予定)の逆の立場)
庭木は放っておくと年数十cm成長する「動く越境物」。年1回の剪定日をカレンダーに固定して、緑の苦情をゼロにしましょう。
この記事に関係する掲載先
不動産会社アゼスホーム株式会社(空き家サポートセンター札幌)
月額5,500円(札幌近郊は別途見積もり)。基本サービスは外部点検・通気換気・周辺情報確認・外周り掃除・雨漏り確認・郵便物回収の6項目。オプションで通水確認、漏水確認、内部清掃、庭木整備、補修工事に対応。
便利屋・何でも屋アイツーリンク 環境整備事業
空き家管理は月額3,300円(税込)から。月1回の巡回と写真付き報告。除草・除雪・伐採にも対応。
不動産会社大和建設株式会社
月額3,500円コース(建物外部・30分)から15,000円コース(外部+内部・120分)まで6コース制。建物外部+内部の点検は月額8,500円コース(60分)から。通風換気・通水確認・簡易清掃・草刈り・郵便物整理・写真付き管理報告書の送付。地震や台風など災害発生時は現地を確認する緊急時対応あり。