庭木の越境と新ルール

最終更新日: 2026-09-16

「実家の木の枝がお隣に」——庭木の越境は空き家苦情の定番第1位。切る義務のルールと民法改正での変化、予防の剪定計画を解説します。

この記事の目次
  1. 越境のルール:誰が切れるか
  2. 空き家で起きやすい越境問題
  3. 予防の剪定計画と実務

越境のルール:誰が切れるか

  • 枝は所有者(あなた)に切る義務がある:隣地に越境した枝の剪定責任は木の所有者。隣人からの申し入れを放置するのはトラブルの王道近所苦情の記事
  • 民法改正で「隣人が自分で切れる」場合が明文化:①所有者に催告しても相当期間内に切らない ②所有者不明・所在不明 ③急迫の事情——のいずれかなら、越境された側が自ら枝を切除できる。つまり「放置すれば勝手に切られても文句は言えない」時代に(費用の請求を受ける可能性もある)
  • 根は昔から隣人が切れる:越境した竹木の「根」は越境された側が切り取れる、が従来からのルール

空き家で起きやすい越境問題

  • 枝・落ち葉:雨どい詰まり(お隣の!)・日照・虫の苦情に発展(虫・獣の記事
  • 竹の地下茎:隣地の庭・畑に竹が生えてくる侵略型トラブル。竹がある実家は最優先の管理対象
  • 倒木リスク:枯れた大木・台風時の倒伏は物損・人身事故に直結(台風の記事保険の記事——施設賠償責任の典型例)
  • 電線・道路への越境:電力会社・道路管理者から連絡が来るケース。放置すると行政指導の一因にも(指導の記事

予防の剪定計画と実務

  • 年1〜2回の剪定を管理計画に組み込む:成長期前(初夏前)と落葉前が効率的。草刈りとセット発注で出張費を節約(草刈りの記事相場の記事
  • 費用感:庭木剪定は1本数千円〜、高木・クレーン級は数万円〜。「大きくしない」が最安の戦略——強剪定・伐採(1本1〜10万円級)で本数を減らす決断も
  • 境界沿いは「伐採」も検討:毎年の剪定費×10年と、一度の伐採費を比較。空き家の庭は「維持する庭」から「手のかからない庭」への転換が合理的(庭対策の記事
  • 隣人への一言:剪定に入る日・こちらの連絡先を伝えておくと、苦情は相談に変わる(隣の空き家の記事(参照予定)の逆の立場)

庭木は放っておくと年数十cm成長する「動く越境物」。年1回の剪定日をカレンダーに固定して、緑の苦情をゼロにしましょう。

この記事に関係する掲載先

不動産会社アゼスホーム株式会社(空き家サポートセンター札幌)

所在地:北海道 石狩市・札幌市・江別市・北広島市・恵庭市・千歳市(その他地域も相談可)

月額5,500円(札幌近郊は別途見積もり)。基本サービスは外部点検・通気換気・周辺情報確認・外周り掃除・雨漏り確認・郵便物回収の6項目。オプションで通水確認、漏水確認、内部清掃、庭木整備、補修工事に対応。

便利屋・何でも屋アイツーリンク 環境整備事業

所在地:青森県弘前市・田舎館村・黒石市・平川市・藤崎町・大鰐町・板柳町ほか津軽地域

空き家管理は月額3,300円(税込)から。月1回の巡回と写真付き報告。除草・除雪・伐採にも対応。

不動産会社大和建設株式会社

所在地:岩手県花巻市全域〜北上市(石鳥谷町・大迫町・東和町・北上市は出張料金あり)

月額3,500円コース(建物外部・30分)から15,000円コース(外部+内部・120分)まで6コース制。建物外部+内部の点検は月額8,500円コース(60分)から。通風換気・通水確認・簡易清掃・草刈り・郵便物整理・写真付き管理報告書の送付。地震や台風など災害発生時は現地を確認する緊急時対応あり。

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