空き家寄付の現実と方法
「売れないなら自治体に寄付すれば」——残念ながら、ほとんどの自治体は受け取りません。それでも譲り先はあります。現実的な寄付・譲渡の順番を解説します。
自治体寄付の現実
現実的な譲り先の順番
- ①隣地所有者(最有力):隣の人にとってだけは、その土地は「庭の拡張・駐車場・日照の確保」という具体的な価値がある。空き家の譲渡先として成約率が最も高い相手。手紙や帰省時の挨拶で打診する価値大(0円譲渡の記事(参照予定))
- ②地域の法人・NPO:空き家活用NPO・まちづくり会社・福祉法人(地域拠点として)。改正法の支援法人制度(改正の記事)で相談先は増えている
- ③空き家バンク・0円物件サイト経由の譲渡:「もらってくれる個人」を探す市場は存在する。移住希望者・DIY愛好家がターゲット
- ④相続土地国庫帰属(更地にして):譲り先が見つからない土地の最終ルート(国庫帰属の記事)
寄付・譲渡の実務と注意
- タダでも「贈与」の法律行為:契約書の作成と所有権移転登記は必須。受け取る側に贈与税・不動産取得税・登記費用が発生しうることを先に伝えるのが誠実(個人間贈与は受贈者に贈与税——ここで破談になる例も多く、「負担分を渡す側が現金で持つ」形で成立させることもある)
- 法人への寄付は税務が別建て:譲渡所得のみなし課税の論点があるため、税理士に確認してから
- 家財は空にしてから:残置物ありは譲渡の最大の障害(家財整理の記事)
- 「寄付」で動く前に、本当に売れないかの確認を——古家付き土地としての査定(査定の記事(参照予定))と処分全体の比較(比較の記事)が先です
寄付の本質は「価値を感じる相手を探すこと」。一番近くの隣人から、一番遠くの国まで——順番に当たれば、行き先は必ず見つかります。
この記事に関係する掲載先
不動産会社アゼスホーム株式会社(空き家サポートセンター札幌)
月額5,500円(札幌近郊は別途見積もり)。基本サービスは外部点検・通気換気・周辺情報確認・外周り掃除・雨漏り確認・郵便物回収の6項目。オプションで通水確認、漏水確認、内部清掃、庭木整備、補修工事に対応。
不動産会社株式会社松橋不動産
一戸建てはライトプラン月5,500円(税込)、スタンダードプラン月11,000円(税込)、スタンダードプラスプラン月14,300円(税込)の3段階。マンション管理プランは月11,000円(税込)。巡回は月1〜2回・30〜60分。全室換気と通水、居室内簡易清掃、郵便物転送を実施。動画・写真付き管理レポートをマイページで確認可能、緊急時の無料巡回点検あり。
便利屋・何でも屋アイツーリンク 環境整備事業
空き家管理は月額3,300円(税込)から。月1回の巡回と写真付き報告。除草・除雪・伐採にも対応。